教育としてのろう教育・聴覚障害児教育・障害児教育
ー 京都のほどんど知られていない障害児教育から学ぶ教育 ー
学校全体が 安全で 健康に なっているだろうか。
保健室から教職員に伝えたいこと。
保健室に来て生徒と話し、生徒の声を聴いてほしいこと。
生徒が保健室から出てくる時は、笑顔で出てきていることをとらえてほしいこと。
保健室では、生徒が、学校のどの部屋にいても言い方ややり方は間違っていたら、駄目なことは駄目と伝えていること。
決して、生徒の言うことをうのみにして、ウンソウネ、と肯定ばかりして、共感だけしていないこと。
保健室は、生徒の健康の度合いを知ることだけではなく、学校全体の健康度をしり、学校全体が安全で健康になるようにしていること。
だから、保健室が生徒であふれかえるのは、教育課題が学校にあることとして考え、教育改善の方向をあきらかにするすること。
これらのことは、くり返し、くり返し提起をしてきた。
保健室への来室許可条件は 必要がないはず
保健室や養護教諭に対してよく出されることやある意味で「強要」されることがある。
それは、
「保健室への来室許可条件はないのか。熱が何度と言う基準を設ける必要がある。」
などなどのことである。
ある学校では、ふらふらになった生徒が担任の認め印がないからと保健室へ行けず、寒い廊下で待たされる。
生徒のたまり場になるから、と「保健室閉鎖」が行われ、意欲に燃えた養護教諭が職員室で生徒の対応をさせられる。
「保健室を開けてください。」
と懇願しても「開けられない」のひと言ですまされ、私たちに相談があった。
養護教諭たちでその高校を見に行くと、特別支援教育に熱心に取り組んでいる、と言われるけれど養護教諭はその輪の中に入れようとはしない。
開かずの保健室が、どんどん増えている。
このことで、いくら調査研究しても、保健室だけの問題としてとらえるのではなく、学校全体の安全と健康の取り組みとして問題をとらえない限り、解決しない。
安全で健康な学校、安全で健康な生徒たち。
安全で健康な教職員に包まれていかなければならない。
保健室の来室条件規定などは
生徒の心の冷静さを失わせる
保健室の来室条件規定などの考えは、生徒の心の冷静さを失わせる。
1998年に栃木県 黒磯北中学校で起きた産休明けの女性教諭が、生徒にバタフライナイフで刺され死亡した事件は、私たちには忘れられない事件として残っている。
当時、京都の教職員の中では、その女性教諭の生徒への発言やバタフライナイフを学校に持ってくること、生徒が「キレル」ということが問題にされた。
しかし、私たちは、教職員の労働安全衛生から考えてもマスコミ報道や教職員の多くの印象に問題が含まれていると考えていた。
後日、私たちは、女性教諭が刺され死亡する前の生徒の状況を細かく知ることが出来た。
保健室滞在許可が
悲劇を招いた大きな要因のひとつである
とは考えられていないが
黒磯北中学校では、保健室滞在許可なるものが決められていて、その基準は体温だった。
熱が保健室に行く「許可条件」に達していないとして、不登校ぎみだった生徒は、トイレで嘔吐し教室にも行けず、保健室にも行けず、休む先さえなかった。
その時、廊下で教室に入るように教職員にうながされ、無理に教室に入れられた。
その結果、女性教諭を殺害する事件が起きたのである。
保健室の滞在条件、体温の基準、その尺度だけ測ることは、人間教育の場としての学校の教育力が問題になったことなのだが、殺傷という結果だけで問題が話され続けられていて、その前段階は問題にされていない。
先生今までいろいろ本当にありがとう。
転校した学校は、もう今日で終わりです。
先生は、大人やのにうちがアホなこと言っても怒らへんしちゃんと話も聞いてくれるし大好き♡
しんどくなったら、いつも話を聞いてくれてありがとう。
もし、先生がいーひんかったら病気がもっと悪化しているやろうし、学校も中途半端にやめて、友だちにも本当のことが言えんままやったと思う。
先生のおかげでうまくいきました。
二年間だけやったけど保健室の先生に会えてよかった。
この前友だちとユニバに行ってきてよかった。お土産食べてね。
今まで本当にありがとう。
これからもお世話かけるしよろしくね。
( 新つづく )
0 件のコメント:
コメントを投稿