2012年5月18日金曜日

先生がつくるプログラムはきれい でも ポイ


 教育としてのろう教育・聴覚障害児教育・障害児教育
ー京都のほどんど知られていない障害児教育から学ぶ教育ー


 教師たちの仲間意識や学習がはじまった

           高野の教育   (その3)

なかながふえた
なかまがふえた、自主的な教師の体制ができてきた。算数をやろう。(水道方式)
図工をやろう、体育をやろうーと、それぞれサークルや、全国の民間教育の研究会に積極的に参加していった。


討論する職場 意見を出し合う学校になってきた
科学的認識とか
集団主義の教育とか、
全面発達とか、

 討論する職場に変ってきた。

 そしてすべての教育を保障することこのことは、ただ単に高野校だけのことではない。
 民主教育の本質にせまる問題であり、まさに国民的課題としてとらえるようになった。

郷土を知る学習は 高野川で遊ぼう
うぐいのつかみどり、千石山へ登ろう、やまぶきとり  など

 高野校の基本的な構えは
「差別か実現から深く学び、生活を高め、未来を保障する教育を確立しょう」
という同和教育の主題をふまえて


一、地域の実態、子どもの要求にこたえていこう

○ 郷土を知る学習
 高野川で遊ぼう、うぐいのつかみどり、千石山へ登ろう、やまぶきとり、伝説を調べよう、由来の劇化


○ 動物を飼育しよう
 鯉、金魚、兎、チャボ、十姉妹、インコ、蛙、亀、など

○ 植物を育てよう

1973年
4月26日 第二回(高野小学校・京都府立盲学校、ろう学校舞鶴分校)合同職員学習会
5月12日 交流記録第四集発行
5月18日 京都フィルハーモニー鑑賞
5月27日 菊の鉢植えを行なう
6月27日 (京都府立盲学校、ろう学校舞鶴分校)両校職員代表で委員会を構成今後の計画を 立てる
9月7日  高野で自慢話大会 全員
9月9日  (高野小学校・京都府立盲学校、ろう学校舞鶴分校)第三回合同職員学習会
9月11日 今までの(京都府立盲学校、ろう学校舞鶴分校、高野小学校)文書総括のためのレポート委員会をつくる
9月18日 第二回 レポート委員会
9月23日 盲ろう運動会、 高野5,6年と希望者多数参加



 先生がつくるプログラムはきれい
 でも お父さんだまってみます。そしてポイ

  「六月の運動会のプログラムは、私たち生徒がつくった。
 九月の運動会のプログラムは先生がつくった。
 これは悪い!

 先生がつくるときれいです。
 生徒がつくるとへた。
 まちがいもあります。
 けれどつくりたいおもしろい。
 

 先生のつくった。プログラム、お父さんだまってみます。そしてポイ(見終ったら横においてしまうこと。)
 生徒がつたプログラム、お父さん、お母さんいろいろお話します。楽しいです。」(文集より 盲ろう分校中学部の生徒)

こんどは、高野校の運動会です。
  ぜひ来て下さい。

〈第二回合同運動会の案内状〉

盲ろう分校の友だちへ
盲ろう分校のみなさん、こんにちは

 来る10月2日は高野校の秋季大運動会が行なわれます。
 6月17日の盲ろう分校の運動会に招待していただいてとても楽しかったです。
 こんどは、高野校の運動会です。ぜひ来て下さい。
 今までに、何度か高野校へ来て運動会の練習をがんばってしました。その成果を大運動会に発揮してたのしい運動会にしましょう。

 昭和48年9月30日
                 高野小学校児童会


10月2日 高野小運動会に盲ろう分校全員参加
11月5日 舞鶴公園で両校の菊花展と写生会
11月5日 写生会の作品展を両校で行なう
11月7日 (高野小学校・京都府立盲学校、ろう学校舞鶴分校)第四回合同職      員学習会
12月1日 共同教育学習記録第五集発行
12月16日 盲ろうクリスマスの集いに参加

 このようなゆったりした時間と共に子どものこころを育む教育が、高野小学校・京都府立盲学校、ろう学校舞鶴分校の共同歩調による取り組みとしてすすめられていく。

 子どもたちは自由に話し、誤解も理解もふくめて学んで行くのである。




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