2011年10月25日火曜日

窪島らは「読み書き障害」の子どもを「エラー」・「注意」と子どもの気持ちを安易に踏みにじるが 教師には窪島氏らの主観による「人権蹂躙論」で教師を「糾弾」しつづける背景


 窪島氏は、滋賀大学教育学部教授であり、NPO法人滋賀大キッズカレッジとの代表者を兼ねている。
 ようは、滋賀大学教育学部教授=NPO法人滋賀大キッズカレッジ代表なのである。
 そのため、滋賀大キッズカレッジで得たことを基に文章を書いたり、滋賀大学教育学部教授として知ったことを滋賀大キッズカレッジで書いたりしている。


国立大学でなくなり
「法人」となった大学はどうなっているのだろうか

 国立大学でなくなった滋賀大学がこのようなことが出来るのも不可思議なことである。
 他の旧国立大学の産学協同などを見ていると旧国立大学の変貌とともに旧国立大学の研究者が基礎的で充分な研究が出来る時間と研究を裏付ける保障がないのではないか、など疑問に思うことが多々ある。
 さらにそれよりも旧国立大学になって逆に国の支配が強まり、国や産業界の意向に従属した研究が評価され、他は切り捨てられているのではないかという危惧さえ抱く。
 窪島氏は、まさにその危惧を現してくれているように思える。


 
「読み書き障害」の子どもを
「エラー」「注意しましょう」と不特定多数に広げながら

 今まで彼が書いてきたことについて述べたが、では彼は、LDなど読み、書き、計算困難・障害のある子どもと保護者、学校関係者に対する専門的サポートを行う「滋賀大キッズカレッジ」でどのような実践を行っているのかを考えたい。

 「滋賀大キッズカレッジ」のホームページを見たとたん驚かされることが多々ある。

 滋賀大キッズカレッジは、LD(学習障害)・読み書き・計算障害、多動(ADHD)、アスペルガー障害児のための教育的・発達的相談と学習指導の場です。
 学習困難には、さまざまな理由による学習不振、低学力などがあります。その中の特に著しい困難で、読みや書きの基礎となっている認知的諸能力に弱さがある場合を学習障害、読み書き・計算障害といいます。
 外国語(日本では英語)に大きなつまずきが生じることもあります。
 通常の学習方法、繰り返し反復学習は、かえって有害な場合が多く見られます。


 として、 滋賀大キッズカレッジの指導法(SKCメソッド)を「安心と自尊心」に基づく読み、書き、計算の指導、としている。
 そして、書字エラーとして、画像などで子どもたちが書いたであろう文字が掲載されている。
 たぶん「六つ」「飲む」「光」「町」「百」などのエラーを子どもたちがしている、と言いたいのだろう。
 そればかりか、「注意しましょう」として、子どもたちが書いたであろう文字がそのまま掲載されている。

 たぶん「雪」をこのように書いていると言うことをいいたいのであろう。

子どもの気持ちの理解を言いながら
  平然と子どもの気持ちを踏みにじる

 だが、まさにこの掲載そのものが、窪島氏の言う、
 「数秒後には忘れている子どもや, 文字や漢字がどうしても書けない子どもに短期記億に障害があり,3つの音節までは記憶できるが,それ以上は記億できず勘に頼って行動しているなどということがある。そういう子どもが内心でどれほどの不安と自信のなさに耐えているかということに想いが向かずに」

を窪島氏自身が否定して、「エラー」「ミス」「注意がたらない」のが彼の取り上げている子どもたちなのだ、と公開しているのである。
 これは、窪島氏の主張と自分たちは子どもの内心の不安に対する理解は、別であると表明していることの現れである。
 このことが指摘されても彼らのホームページは何ら訂正されていない。


なぜ 一生懸命書いた子どもたちの持ちを踏みにじる

 不特定多数の人々が見るインターネットに、子どもたちが一生懸命書いた窪島氏らが「エラー」「ミス」「注意がたらない」とする子どもたちの書いたそのままを晒すのだろうか。
 子どもたちは、インターネットのホームページ上に自分の書いたものが、「書字エラー」「注意しましょう」と掲載されれば、子どもたちは自己の「内心」に「安定と自信」を持つとでも言いたいのだろうか。
 この字は間違った字です、として教室の黒板に張り出される以上に子どもの気持ちを「傷つけている」「無理解」なのは、窪島らの滋賀大キッズカレッジなのである。


子どもたちが書いた「字」を「晒しもの」する

 注意したら、このような間違いをしませんよ、とホームページで主張している責任者がまさに窪島氏なのである。
 子どもたちが書いた「字」を「晒しもの」する。
 自分たちが研究するため撮ったであろう子どもたちの「字」をなぜあえて「そのママ」不特定多数の人々が見るインターネット上にのせる必要があるのだろうか。
 理解の範囲を超えている。
 さまざまな理由で、例示が必要ならば、子どもが書いた「字」を書きうつすだけでもいいはずである。
 子どもの気持ちと言いながら、「文字や漢字がどうしても書けない子どもに短期記億に障害があり,3つの音節までは記憶できるが,それ以上は記億できず勘に頼って行動している。」子どもの「信頼」を晒し者にしていないだろうか。


人権蹂躙を言う窪島氏が、真逆のことをしていることは、ホームページで証明されている。

 でもこれは子どもたちにとってあまりにも哀しすぎることである。

0 件のコメント: