2011年11月1日火曜日

滋賀大学教育学部窪島務氏の「読み」と「書き」を分離して「書き」を強調する危険な指導


 滋賀大学教育学部窪島務氏は読み書き障害と言いながら「書き」を重視する根拠もなく「欧米の研究では読み研究に比べて書きの研究が甚だしく軽視されていることを批判的に検討していくこと」としていることは、すでに明らかにした。
 ここで、特に強調しておきたいのは、窪島氏いう「読み」は、声を出して読む、ということではないようである。
 彼の書いたことをさまざま読み比べてみると、どうも小学校などの漢字などに「ひらがなをつけることが出来ている」ことをもって、「読みがは出来る」が、としているようでこれには基本的研究の誤りがある。
 声を出して読む、自分が書いたことを読む、他の人が書いたものを読むことが出来るというのではない。
 すべて彼の思い込みの「読み」であり、「子どもたちが読めている」とするが、音声として「読めている」ことを記述した部分はまったくない。


入学前から文字を知っていなければならない
     日本の異常にふれない

 日本では、小学校入学前に文字を覚えている、覚えさせているが、ヨーロッパなどでは入学から文字が書けることは、前提条件になってはいず小学校低学年では、話す、聞く、口ずさむ、歌うなどの声を出し合うことが教育上非常に重視されている。
 ゲルマン系の教育システムを古くから学んでいた窪島氏が、留学先で、民族の文化伝統風習と教育との関わりを「認知」していなかったのではないか。
 そのため「書きの研究が甚だしく軽視されている」と断定することになり、その考えで日本の教育方法を論じ、学校教育に持ち込むことは、かえって教育上の弊害を作り出すと思える。


20代の養護教諭から
 教育実践提起  
 「安心する空間」というテーマである府県の20代の養護教諭が次のように書いている。

 
私は、複数配置の高等学校で仕事をしていたことがあります。その時の取り組みを少し述べてみたいと思います。

 ある日、保健室に女生徒が保健室にやってきました。
 彼女は、なぜか自然と涙が出てしまう、イライラする、友だちと一緒に居てもその中に自分は居ない、話を聞いてもおもしろくない、友だちに話しかける気にもなれない、なにもかも嫌だ、と気弱に話しました。
 話を聞くだけでも女生徒が、今深刻な状況に陥っていると共に養護教諭に助けてほしいという声なきメッセージを送ってきていることが切々と解りました。
 その時、先輩の養護教諭が屋久杉のことが書かれた絵本を取り出し、生徒と一緒に読みだしました。


 
屋久島の自然。
澄みきってどこまでも広がる空。
やさしく包みこんで暖かくくるでくれるが、時には激しく巻き上げる風。
 
 その中で太古から屋久杉は自然のパワーをもらい大樹になり、今も生き続けている。
  少し疲れたら、空を眺めて、風を全身に受けとめ深く深呼吸する。

 そして、緑の木々から新鮮な空気をもらい、あなたもそこからパワーをもらったらいい、という先輩の養護教諭はアドバイスしていました。

 それから私は、その女生徒と「たくさんパワーがもらえるといいね」と言いながら学校近くの神社の森まで歩いて行くことになりました。
 彼女の歩みに合わせて気遣いながら、ゆっくりと時間が過ぎるようにしました。
 木々が生い茂る学校と違った空間の場所で、彼女は「私は樹になりたい。」と言って、自分も友だちに自分のパワーをみんなにあげたいと感じたようでした。

 それからの彼女の様子を注意深く見ていると、何となく気が滅入る時は、私と一緒に行った場所に行き、気分を落ち着かせ、授業に戻ることを繰り返していました。
 そのうちに彼女の明るく楽しい笑い声が彼女の友人の輪の中から聞こえてくるようになってきました。
 さまざまな角度から生徒を観察し、じっくり話を聞きながらそれぞれの生徒に合った方向と解決策を考えていく事の大切さを痛感しました。
 生徒が不安感に取り付かれたときや危険な状態にあるとき、生徒が「この先生なら安心して話せる」と養護教諭の人柄、知識と助言を求めて保健室に来室してきます。

 またその生徒との信頼関係が続くことが大切だと考えるようになりました。
 そうでないと、生徒が安心出来ないのではないでしょうか。


年間6000人以上の生徒が保健室に
 やって来る養護教育の教育実践

 「話を聞くだけでも女生徒が、今深刻な状況に陥っていると共に養護教諭に助けてほしいという声なきメッセージを送ってきていることが切々と解りました。
 その時、先輩の養護教諭が屋久杉のことが書かれた絵本を取り出し、生徒と一緒に読みだしました。」

 この、なぜ「先輩の養護教諭」が「屋久杉のことが書かれた絵本」を「生徒と一緒に読みだしました。」のか、窪島氏には理解出来ないだろうと思われる。
 直接生徒が悩んでいることに働きかけることではなく、他のことから生徒が悩んでいることに働きかける。
 それも、一緒に「こえ」を「合わせて」出し合い
ながら、「共鳴し合い」、絵本の「世界に飛び込んでいく」という取り組み。

声を出して「いまと未来の方向を考える」教育実践

 就学前に、絵本の読み聞かせは、文字移行に重大な影響を与える、とされている。
 「安心する空間」というテーマで書かれた「20代の養護教諭」と「先輩の養護教諭」は、
生徒と一緒に声を出して「読む」
ことで
「見失っている自分のねうち」
を気づかせ、一緒に「歩くこと」でさらに生徒の「あす」を教えようとしたのです。
 


 これらの教育実践上の重要な課題に窪島氏は何らふれようともしない。

 さらに、この学校は、文部科学省の特別支援教育研究指定校でありながら、これらの養護教諭の実践は、特別支援教育の対象外とされているから驚く。
 保健室に年間6000人以上来る生徒がいることに対応していることは、特別支援教育でない、とされているのである。


 
 
 

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