2012年6月10日日曜日

1973年 京都府知事蜷川虎三氏「憲法・地方自治・教育」講演全文(3) 山にきく 魚にきく 木にたずねる 山にたずねる


教育としてのろう教育・聴覚障害児教育・障害児教育
ー京都のほどんど知られていない障害児教育から学ぶ教育ー

日本で創造された共同教育 インテグレーション・メインストリーミング・インクルージョン ましてや特別支援教育ではなく(5) 
 ※ 読みやすくするために「小見出し」をつけました。

           憲法は恒久平和を保障している

 第三に前文は、恒久平和をうたっています。
 前文は
「恒久平和を念願し……」にはじまっているのに、それなのに自衛隊を作つたり、戦車や基地を作ったり……
 一体、誰のために、こんなものを作るのか。

 アメリカのお先棒を、せっせとかついでるんだってことはまちがいない。
 しかし、憲法は恒久平和を保障しているんです。


  何を対象にしているのか、の何がない
             相手をきめないで、方策だけきめて

  第四は、よその国を尊重しようということです。
 タイなどへいって搾取してる。
 キックボクシングやりにいくだけならいいけど、タイの労働者を動物みたいに搾りあげて、日本の利益をあげている。
 日本で搾るだけじやたりないからってね。

 田中角栄は、都会でだめだから、田舎で搾ろうとして日本列島改造なるものをもち出してきている。
 あれは学問的に経済政策としての理論も何もないんです。


 何を対象にしているのか、の何がないんです。
 相手をきめないで、方策だけきめても何にもならない。


 山にきく 魚にきく
 木にたずねる 山にたずねる

 たとえば川をなおすには河川工学というものがあります。

 川にきいたらいいんだ。
 魚のことは魚にきく……
 人間が、へんな知恵を出して余計なことをするから、公害だ何だって、かえってダメにしてしまう。
 さっきの少女の手紙のように、木が枯れたりする……木のことは木にたずねる。山のことは山にたずねればいいんです。


 田中角栄は、何にも調べていないんだ。
 それでも、あの『日本列島改造論』が売れるってのは、やっぱりインフレのおかげでしょう。


          どの国も同じなんだと  憲法の精神

 憲法の精神からいったら、どの国も同じなんだ。
 


  とくに日本人は、白いのにはペココして、黄色や黒はざげすむ。
 変なことです。
 もつとも私あアカだっていわれてますけど。

 赤でも白でもいいが、差別するなんて、とんでもないことだ。
 こういう主旨で「平和、文化、民主、そういう国家をたてますから、どうかよろしく」って書いてあるんです。


 さいごに、こう書いてある

「日本国家は、国の名誉にかけて、全力をあげ、この崇高な理想を実現し」

力を合わせて努力しようとね。

          文部省は 憲法99条を守っていない

 憲法99条には、こう書いてます。

 「天皇または摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し、擁護する義務を負う」

99条にはきめられているんです。
 天皇は、政治に参加してはいけない。
 天皇たりとも、憲法に従がわなければならないんです。
 98条の1項で、憲法こそ最高法規だ


「これに反する法律、命令、詔勅および国務に関するその他の行為の全部または一部は、その効力を失う」

と書いてあるんです。
 文部省なんぞも、この項をちつとも守ってやしない。


 ほんとうにしあわせで 皆がよろこんでいる状態なら
     攻めてくるものもないし内乱の起ることもない

 いちばん守られてないのが、第九条の「戦争放棄」です。

「戦力は、これをもたない」

ってのに、あの大きな戦車は、一体何か。自衛隊のあの人数は、なのか?。

 馬力である、そんなことはない。
 かといって警察官でもない。

 国のあるところ自衛隊は必要、だってけれど、誰か攻めてくるものがあるのか。

 国民が、ほんとうにしあわせで、皆がよろこんでいる状態なら、攻めてくるものもないし、内乱の起ることもない。
 そこへ何で、鉄砲だのミサイル基地だの作るのか。
 舞鶴港も国有地なので、オモチャのような軍艦が入ってきますが

「軍艦でなく、自衛艦だ」
という。こういうものが、第9条に反しないというその気持がわからない。

 女の気持ちはわからない、ってけれど、役人の気持ちは、なおわからない。

 とくに政府の考えがわからない。
 防衛庁長官だといって、とくとくとしているてのは、東京弁でいえば

「全くチャンチャラおかしい」

とにかく、この第九条は全く問題にされていない。





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